無題

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高木です。

中学柔道の夏が終わりました。

負けた相手は、強豪校ではなくて「コロナ」でした。

学校の先生1人が感染→複数の先生も陽性→3年生全員が検査対象に→保健所の対応は遅いので、柔道部員はすぐに自費で検査→柔道部の3年生は全員が陰性→他の3年生、複数人が陽性→1年生と2年生も検査対象に→保健所の対応は遅いので、柔道部員はすぐに自費で検査→柔道部の2人が「陽性」→学校でクラスターが発生したということで、全ての部活が県大会への出場を辞退→柔道部は出場を諦め切れない&誤陽性の可能性もあるので、陽性の2人を自費で再検査→2人共「陰性」

ということで、直前になって、色々なことが起きました。

大会前日の夜まで、校長、教頭、保護者の方々は諦めずに動いていましたが、結局、教育委員会の決定は変わらず、大会に出場することができずに終わりました。

秋に行われた新人戦の県大会では、男子団体は準優勝、女子団体は優勝、男子個人は8階級中5階級で優勝、女子個人は8階級中7階級で優勝という結果でした。

このままだと、夏の全国大会に出場する選手が過去最多→出場選手に渡す激励金が例年以上に必要となる→嬉しい悲鳴→こういう時期なので、今年はお金を集める壮行会もできない→応援Tシャツを作って、お金を集める。なんていう話をしていましたが、全てが無しになりました。

この1年間、ずっとコロナの話題ばかりでしたが、学校の施設が使えない時でも、家賃を支払って借りている道場で稽古をして。

広さや人数の関係で、その道場も使えない時は、近所の公園でトレーニングをして。

とにかく、どんな状況でも稽古やトレーニングを続けて、日本一を目指してやって来ました。

自分でも、すっかり心に穴が空いている状況なので、稽古を頑張ってきた選手、この中学校へ通わせることを決意した親御さんは、自分には分からないような気持ちになっていると思います。

この大会が、3年生にとっては、中学最後の大会でした。

欠場したことによって、人生が終わる訳ではありませんし、みんな、どこへ行っても通用する選手だとは思いますが、今後の進路、推薦や特待生といった部分には影響があると思います。

結果は陰性でも、30%は誤陰性ということなので、精度70%の検査によって、学校生活が大きく左右されるというのが現状です。

仕方ないと思う部分もありますが、精度70%って。

少し休んで、また、出直します。