お疲れ様です。
長沼です。
入れ替え戦のあった日、ほっと一息ついた時にスマホを確認すると、同期ライングループの中で健太から、あと祥平から負けてしまったみたいという連絡が入っていました。
同期の中でも、しんどいね。とか、これから大変になるね。とか、成長のために頑張ってほしいね。とか、そんなやり取りが少しあったんですね。
流石我同期。
マジで優しい。
ホントいい人達。
なんて思いながら、自分はというと、残念だとか、もちろん怒りのような感情も出てこず、大変だったな。降格しちゃった年の4年生はちょっと苦しいだろうな。と、そんなことを感じました。
一個下の森永達が、最後に明治学院大学と試合していた時なんか、4Q中涙が止まらなかったんですけどね。変な意味ではなく、関わらなくなると、結構そういうもんなんじゃないかと自分は思っています。あくまで私的見解です。
一方で、少し関わりがあって、それほど饒舌な印象の無い南が、井戸端オーディンに思うところを書いているところなんかを見るとグッときたりもするもので、色々と耐えて頑張ってきたんだな。頑張れ南!!なんて思ったりもします。繰り返しになりますが、そんなもんなんじゃないかと思っています。
こういう展開になると、来年は3部に戻ろうということで、今の学生と関わりのあるOBなんかは来年はグラウンドに顔を出す機会が増えるのではないかと思います。連盟に所属している大学の数も減ってきていてチャンスも多くなっていますし、タイミングがあえば翌年3部に戻ることも難しいことなのではないのかもしれません。不運にも、たまたまそれなりに人がそろっているエリアのチームなんかと同じグループに入ってしまうと、勘弁してくれよっていう話になってしまうんですけど。自分が2年生の時の千葉大なんか強くてですね…参りました。昇格には運も必要なのもまた事実ですね。
ここから先はちょっと違った切り口で。
実は、自分は4年生の時に3部昇格させていただいたラッキーな主将なんです。
昇格を決めた時は、まずホットして、みんなが喜んでいるのが嬉しくて、先輩方も喜んでくださっているのが嬉しくて、1年生には1年目から昇格という甘い汁を吸わせてしまって申し訳ないなと感じたことを覚えています。
とはいえ、3年生のシーズンは本当に苦しくて…という話になると長くなるのでまたの機会があればその時に。
話は戻って、その時期に2部や3部の試合も随分見たのですが、
「2部下位と3部の差はそんなにないな。これはタイミングもあるし、頑張れば2部まではいけるかもしれないな。でも、そこから上とは今の延長では埋められない差があるな。」
率直なところ、そんな風に感じました。
それじゃあその埋められない差はなんなのか?ということを考えていく上で、様々なことを理解して、「その差を埋めにいくのかどうか?」ということをまずは考えないといけないと思うんですね。
…それで、ここからが特に重要だぞ。
今学生と関わっている若いOBと学生幹部。
リクルーティング頑張るとか、ブロック教えるとか、筋トレ頑張るとか、週末身体を貸しにいくとか、感謝の気持ちを大切にしろとか、継続は力なりとか、そういうレベルじゃその差は超えられないのよ。
で、うすうす勘の良い人は気付いていると思うけど、随分前から、「その差は埋めに行かない方針」をチームは取ってる。こんなことを言うと、ひどい話に聞こえたり、がっかりしたりする人もいるかもしれない。人によってはだまされたとかね。ただ、残念ながらそれは「君たちのため」にそうされていることなんだよ。その中にはほとんどの若いOBも含まれてる。
それでいて、今の方針は、おそらく学生にとって安全でリスクが低い。
安全、安心。
間違いないんだよね。
もう少し言うと、多分これで良い。
差を埋めようとするとリスクも増えるし、様々な条件も必要だし、何より時間がかかる。10年くらいで入口にたどり着けるイメージ。4年で学生が入れ替わるチームで10年計画って本当に大変なんだよね。
今のチームのあらゆる場面での立ち位置で、その差を埋めにいこうとすると、そういうスケールの話なんだよってことは理解しておいたほうが良いと思う。
そう考えると、やっぱり今の進め方が「かたい」と思うんだ。
一言でいうと、すごく大変だもんね。
学生の保護者、子供好きな監督、コーチ、OB、応援してくれる人達と一緒にチームを作っていく。
みんな子どもが好きだから、頑張ったこと自体をほめてくれるし、頑張りの度合いなんかを問われることはほとんどない。
そんなことじゃ社会で通用しないなんて心配される厳しい方もいるかもしれないけど、たぶん大丈夫だと思う。
日本に生まれたし、それなりにやっていくことはできると思うから大丈夫。
うん。
悪くないよ。
安心して頑張って。
俺はそんな人生ごめんだけどね。